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オークネット総研ニュースレター配信
~世界の中古スマートフォン流通市場の実態を探る~
第24回:タイの携帯電話サービスおよびスマートフォン流通市場レポート

2020年4月3日

 オークネット総合研究所(所在地:東京都港区/理事長:佐藤 俊司/URL:https://www.aucnet.co.jp/aucnet-reseach/)は、BtoBネットオークションを主軸とした情報流通サービスを提供するオークネットグループが運営し、独自の調査レポートなどを発表しています。当レポートは昨今注目される中古スマートフォン市場に関し、モバイル研究家・木暮祐一氏に取材・調査を依頼し、ニュースレターとして不定期で配信しているものです。
 世界ではわが国以上に中古スマートフォンのニーズは高く、また修理用のパーツ流通も盛んと言われています。今回はタイの携帯電話サービスおよびスマートフォンの流通市場を取材し、レポートさせていただきます。

1. タイの携帯電話サービス事情

 当レポートでは、先進国で消費されたスマートフォン(以下、スマホ)が中古端末として新興国、途上国へ流通していること、同時にそれら端末を修理するためのパーツやアクセサリなどが製造国である中国から世界中に流通していることなどを各地における取材によって明らかにしてきた。今後は特定の国や地域に焦点を当て、そのスポットのスマホをめぐる様々な事情を深掘りしていきたい。まずは東南アジアの中心に位置し、熱帯のビーチ、豪華な王宮、古代遺跡、仏像が飾られた華やかな寺院などで知られるタイ王国の首都、バンコクにおけるスマホおよびパーツ流通事情について取材した。
 なお、この取材は新型コロナウイルス感染症が拡大する以前の2月中旬に実施したもので、取材時点の情報に基づいて記事を構成している。現在タイでは非常事態宣言が発令されており、入国規制と人々が集う施設、店舗等の閉鎖、外出規制などが実施されている。

 スマホの普及は東南アジア各国でも著しく、もはや誰もが所持し生活に欠かせないツールとなっている。人口6,891万人(2017年、タイ国勢調査)のタイは約7万人の日本人が暮らす、邦人が多い国でもある。そのタイの首都・バンコクで日系企業が多いエリアがプロンポン駅周辺で、まずはタイの携帯電話サービスについて概要を知るために、プロンポンのランドマークともなっている複合モール・エムクオーティエに本社を構えるa2network (Thailand) Co., Ltdを訪問した。


 a2network社は「ベリーモバイル」というブランドで、ドイツ、イギリス、ベルギー、タイで現地在住の日本人向けにMVNO事業を展開する日系の情報通信企業である。タイでは約12年に渡って日本人向けに携帯電話販売および回線の提供などを行っており、タイの情報通信事業に精通している。同社Marketing & Business Development部門 マネージャーの中本裕士氏からお話を伺うことができた。


 まずは、タイの携帯電話サービスについて教えていただいた。アジアにおける携帯電話サービスといえば、端末(携帯電話、スマホ)と回線契約(SIMカード)が分離されているイメージが強かったが、近年はだいぶ事情が変わり、日本式ビジネスモデルを踏襲した通信キャリア主導のサービスに変化してきているという。
 「日本では分離プランの義務化など、端末と回線の分離を進めようという動きがあるが、逆にタイでは日本で言うところの2年縛りの売り方に変わりつつある。かつては、端末は量販店やメーカーショップなどで購入し、それにSIMカードを入れて利用するのが一般的であった。しかし、最近では通信キャリアが自ら熱心に端末の販売を手掛けるようになっており、最新端末は通信キャリアが直営で展開するキャリアショップで購入するケースが増えている。」(a2network Thailand 中本氏)

 その理由として、2年縛りと引き換えに最新端末が値引き価格で購入できるところにユーザーが魅力を感じるようになったほか、万が一端末が故障したり破損したりした際のサポートまでも含めてキャリアショップでワンストップのサービスが受けられるようになったことが好評なのだという。従来は、端末が故障すれば端末メーカーの修理窓口にユーザー自ら端末を持ち込むなどして対応する必要があったが、ユーザーと端末メーカーの間に通信キャリアが入り、修理の手配や代替機の貸出しなどのサービスをキャリアショップのカウンターで受けられるようになった。

 もともとa2network社のMVNOサービスである「ベリーモバイル」がまさに日本式のワンストップサービスとして端末と回線をセットにして販売し(もちろんSIMカードのみの販売も手掛ける)、故障や修理のサポートまでをワンストップで提供する日本式ビジネスモデルでタイ在住日本人に受け入れられたサービスを展開してきた。タイの携帯電話サービスもこうした日本式のビジネスモデルの良いところを取り入れて、顧客満足度を高めることによりユーザーの囲い込みとARPU(顧客1人当たり平均収益)の向上を目指しているようだ。

 タイでは最大手キャリアのAISが3月2日より5G商用サービスをスタートしており、2位のキャリアであるtrue Moveも3月6日からテストサービス(対応端末を持つユーザーは12月31日まで追加料金なしで利用可能なサービス)を開始している。取材は2月であったが、その時点でも街中では5GサービスのPOPなどで賑わいをみせていた。シェア2位の通信キャリアとなるtrue Moveのショップを訪ねてみた。a2network社が入居するエムクオーティエの商業施設エリアにあったtrueショップでは、5G対応端末やサービスイメージのディスプレイが目を引いた。奥には契約手続きをするカウンターが配置され、日本の通信キャリアの大型ショップと変わらない様子である。



 わが国同様に、通信キャリア各社はユーザーの囲い込みのための様々な施策を展開している。中でもこのtrueの取り組みはユニークだ。まず、カフェ事業を行うグループ企業・true coffeeを営み、タイ国内各地でコーヒーのチェーン店を展開、STARBUCKSなどと並びtrueというブランドでタイ国内に広く浸透している。実はキャリアショップとの相性も抜群で、契約手続きの待ち時間にキャリアショップ隣のtrue coffeeでカフェをしながら時間をつぶすといったことができる。



 もう一つtrueのユニークなサービスは、同社ステイタス会員向けラウンジサービスである。契約が長期間で一定基準額以上の利用があるユーザーは会員ステイタスがランクアップしていき、ビジネスステイタス以上のユーザーになると同社がバンコク主要部に設置するラウンジを無料で利用できる。このラウンジはステイタスを持っていないユーザーは入場することができない。いわゆる航空会社が空港で展開する会員ラウンジの仕組みを携帯電話サービスに導入した感じだ。


 a2network 中本氏いわく「タイでは通信キャリア各社が“非通信”サービスの部分に力を入れ、通信サービスと併せていかにユーザーにより豊かな体験を提供できるか」を工夫しているのだという。

2. タイの中古スマホ・パーツ販売事情

 ここまで、タイの通信キャリアが展開するサービスを紹介したが、新品のスマホ端末だけでなく、中古端末の市場も地域に浸透しており活気がある。新品端末が売れればそれなりに中古端末も市場に流通していく。不要になった端末が買取され、それが再販されるルートが確立されているようだ。

 こうしたタイの中古スマホ流通やパーツ事情について、世界のスマホ流通に詳しい株式会社クエストジャパン・代表取締役の寺田恭一氏にお話を伺うとともに、現地の流通市場をご案内いただくことができた。クエスト社は、バンコクに現地法人Quest Group (Thailand) Co., Ltdがあり、ここを中心に東南アジア諸国にて中古スマホやリファービッシュ(再生)スマホの流通や販売も手掛けている。


 寺田氏によると「一般のユーザーやタイを訪れる観光客に人気がある市場の一つが、バンコク中心部パトゥムワンにある巨大ショッピングモール・MBKセンター(マーブンクロンセンター)である。地上8階建てで89,000平方メートルの売り場面積を持つここには、携帯電話や電気製品、家具などを中心として約2,500の店舗が入店している」という。



 このMBKセンターの4階に、携帯電話やスマホ、家電などを取り扱う小さなショップがフロア一杯にひしめき合うように広がっている。その店舗数はMBKセンターのフロアガイドを見ても300店舗を超しており、その規模と活気に圧倒される。新品スマホを取り扱う店舗、中古スマホだけを取り扱う店舗、スマホアクセサリショップ、パーツ販売店、修理店など、スマホをめぐるありとあらゆる商品やサービスがこのフロアで揃ってしまう。端末メーカーや通信キャリアのショップも軒を並べ、端末メーカーによるサポートや回線契約手続きなどもこのフロアで済むようになっている。


 タイの中古スマホ端末の流通経路だが、まずタイの法律では国外から中古端末を輸入することができないのだという。
 「タイでは国内産業保護、外貨流出防止のため、商務省が輸入規制対象品目を指定している。製造日から3年以上経過した中古電子・電気機器の販売・再利用目的の輸入は禁止(注1)となっている。その対象製品に携帯電話やスマートフォンも含まる。ただし、修理目的の部品の輸入は対象外となっている」(クエストジャパン 寺田氏)
注1:ジェトロ「仏暦二五四六年・中古電子・電気機械器具にかかわる輸入基準に関する工業局告知(英語)」(https://www.jetro.go.jp/ext_images/thailand/e_activity/pdf/hdiwnoti3.pdf


 MBKセンター内に出店していた中古スマホ店を覗いてみた。ラインアップも在庫数もかなり充実しているようだ。話を聞いてみるとこの店での売れ筋は現行モデルか1世代前程度の比較的最新のモデルで、新品で購入するよりもより安価に入手したいというユーザーが多数来店するという。商品の仕入れは、基本的にはタイ国内で買取した端末を仕入れてくるのだという。前述の政府による輸入規制があるために、タイ国外から仕入れるケースは多くないというが、製造から3年未満の比較的新しい端末は輸入の規制には掛からないため、タイ国内で人気がありながら流通量の少ない中古端末は海外(香港等)から輸入するケースもあるという。一方、中古端末販売時に顧客がそれまで使っていた端末を下取るケースも多く、清掃、整備の上、中古端末として再販することも多いそうだ。

 一方、修理用のパーツの輸入には規制がない。毎日持ち歩いて利用するスマホだからこそ破損や故障はつきもので、修理パーツの需要は多い。このMBKセンター4階にもパーツ店や修理店が多数出店している。



 パーツや修理価格を尋ねてみたが、たとえばiPhone 6用のOEM品ディスプレイパネルが700バーツ(約2,450円)、バッテリーは400~700バーツ(約1,400~2,450円)程度で、店頭で交換を依頼した場合は、200~500バーツ(約700~1,750円)程度上乗せされる。パーツ価格に幅があるのは、OEM品パーツの品質次第だという。クオリティが純正パーツに限りなく近いほど価格は高くなる。

 また、純正パーツは入手ルートが限られているため中古パーツとして出回っているものの価格は高い。このため、うかつに信用できない修理店に修理を依頼すると、分解された際に修理を依頼していない部分の主要パーツを依頼主に黙ってOEM品に交換して純正パーツを盗まれてしまうことも少なくないという。修理を依頼する場合は、その一部始終を目の前で作業してもらう必要がある。

3. スマホ用パーツ、アクセサリの業販事情

  MBKセンターだけでも店舗に山積みにされている中古端末やパーツ、アクセサリなどに圧倒されたが、MBKセンターはあくまで一般の消費者を対象にした小売りがメインになっているそうだ。では、MBKセンターに出店している店舗はどういったところでパーツやアクセサリを仕入れているのだろうか。MBKセンターに出店していた店舗で仕入れルートを探ったが、残念ながら詳しくは聞き出すことができなかった。しかし、クエストジャパンの寺田氏によれば、バンコクの別のエリアに業者向けの市場が存在するという。
「バンコクのチャイナタウンと呼ばれている地区にクローントム市場というありとあらゆる雑貨、電化製品、電子機器類を扱うマーケットがあり、その周辺にスマホのパーツやアクセサリを扱う業販向けの市場もある」(クエストジャパン  寺田氏)

 さっそくクローントム市場を目指してみた。チャイナタウンの中心であるヤワラート通りは建物から道路にはみ出した漢字の看板が並ぶ、いかにも中国的な街並みが広がる。このチャイナタウンはバンコクの定番の観光スポットとしても知られ、ひときわ異質な雰囲気が漂うエリアである。


 このチャイナタウンのほど近くに、まるで迷路のように様々な商材を扱う露店がひしめくクローントム市場があった。時間帯によってはまともに道を歩けないほど混雑する市場で、家電製品から食品、雑貨までありとあらゆるものが露店に並ぶ市場だった。そこを抜けていくと、スマホ関連のパーツやアクセサリばかりを取り扱っているビルを見つけることができた。中国・深センの華強北にある携帯電話・スマホ市場(注2)の規模には及ばないが、深センのそうした市場の雰囲気そのままという感じのパーツ・アクセサリ市場をバンコクに見つけることができた。まず入り込んだビルは、どちらかというと一般の消費者向けに小売りもする業販向け店舗といった感じだ。取り扱っている商材がMBKセンターよりもより専門的なものが多く、在庫の量も非常に多い。
注2:オークネット総合研究所「世界の中古スマートフォン流通市場の実態を探る 第17回:スマートフォン修理パーツの流通事情~中国・深センの修理パーツ市場に潜入~」 (https://www.aucnet.co.jp/wp-content/uploads/20181004_01.pdf



 さらにこのビルを出て周辺を歩くと、同様にスマホ関連を取り扱う雑居ビルが多数あることも分かった。その中で、最も規模の大きいビルに入ってみた。地上7階建てのビルで、全フロアがスマホ関連パーツやアクセサリを取り扱う店舗が入った雑居ビルである。どの国に行ってもそうだがこうしたビルは、低層階は一般消費者でも気軽に購入できるような商材や店舗が並ぶ一方で、上層階に行くほど業者向けの専門店が入居している。このビルもそのような感じであったが、上層階に行くほど空き店舗やシャッターを閉じた店舗が目立った。


 大量にスマホカバーを取り扱う店舗で価格や販売の仕組みを尋ねた。たとえばある店舗では、同型のカバー(対応機種は多様)が8バーツ(約28円)という価格をつけている。実際に購入しようとしたところ、小売りの場合は50バーツ(約175円)と言われた。8バーツという卸売価格は12個の販売(同型のカバーであれば機種混在は可能)から適用されるという。小売りでも十分に安価であるが、卸売りと小売りの差が6倍以上ある。逆にカバー1個が50バーツなので、2個(100バーツ)買えばおまけに10個もらえる(12個合計で96バーツ)と考えればよいのか。


 しかし、平日の日中ということもあるのか、ビル上層階には顧客がほとんどいない。これでビジネスになっているのか気になったのだが、よくよくビル内を観察していると、従業員風の人たちが手提げかごと伝票をもってビル内をあちこち動き回っている姿を多数見かけた。どうもこれはオンラインを通じて業者や一般の消費者から入った注文品をかごにかき集めている様子だった。そのまま追跡したところ、特定の店舗にかごが集められ、そこで別のスタッフが、集められたカバーなどのアクセサリと伝票を確認の上で箱詰めをしていた。ここからタイ各地域へ、あるいは国境も超えて東南アジア各地にスマホのアクセサリが配送されていくのだろう。



 バンコクで発見したこのスマホ関連商材専門の雑居ビルは、小売り、卸売りもしながら、オンライン販売に対応した倉庫的な役割も果たしているようだ。確かにわざわざバイヤーが足を運ばなくても、インターネットを通じて受発注は可能で、それによってタイ国内、さらに東南アジア各地に商材を流通させることが可能である。そしてこのビルに並ぶあらゆるスマホ関連商材の製造元は中国である。チャイナタウン周辺にこうしたスマホ関連商材流通のハブがあるのもうなずける。

4. 世界の工場・中国とそれを支える華僑ネットワーク

 わが国ではiPhoneのシェアが高いが、世界に目を向けると、とくに新興国や途上国ではAndroidスマホのシェアが圧倒的である。タイでも同様に、スマホの売れ筋はHUAWEIやOPPO、VIVOなど中華系のAndroid端末が中心で、流通するパーツやアクセサリについても、こうしたAndroid端末のバリエーションを広くカバーしていた。タイは新しいものをしっかりと取り入れながらも、古いものも大切に活かしていく文化を持つ国である。スマホも同様に、中古端末の輸入こそ法律で認められていないが自国内で流通したスマホを何度も修理して使い続けられるようなパーツ供給や修理業者の体制、国内での中古端末流通網が整えられているようだ。

 タイは労働力の豊富さ、まじめな国民性があり、モノづくりにおける生産品質が高いことが知られている。このために日本の自動車メーカーはじめ製造事業を営む企業の進出も多い。スマホをめぐるパーツやアクセサリもタイ国内製造品が存在するのかと考えていたが、卸市場でリサーチする限り、パーツ、バッテリー、アクセサリ共にすべて中国製であった。やはり中国で大量生産されているものにはコスト的にも太刀打ちできず、ASEAN地域に根付く華人・華僑ネットワークに乗って中国から流通してきていることがよく理解できた。もはや、スマホの端末やパーツ、アクセサリの製造は中国が世界の工場となって一手に引き受けており、その流通には華人・華僑ネットワークが有効に活用されることで全世界に拡がっているということなのだろう。

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 黎明期からの携帯電話業界動向をウォッチし、2000年に(株)アスキーにて携帯電話情報サイト『携帯24』を立ち上げ同Web編集長。コンテンツ業界を経て2004年独立。2007年、「携帯電話の遠隔医療応用に関する研究」に携わり徳島大学大学院工学研究科を修了、博士(工学)。2013年、青森公立大学准教授。スマートフォンの医療・ヘルスケア分野への応用をはじめ、ICTの地域社会での活用に関わる研究に従事。モバイル学会理事/副会長、ITヘルスケア学会理事。近著に『メディア技術史』(共著、北樹出版)など。1000台を超えるケータイのコレクションも保有している。

<オークネット総合研究所 概要>
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